スクール・エイド・ジャパン(SAJ) NPO法人SAJの過去の実績です


2008年10月27日から11月1日までの5日間、ネパールの教育支援調査に行った際のスタッフレポートを紹介します。


▼パンチャ・カニャ小学校贈呈式
ネパールでは3校目となるパンチャ・カニャ小学校が8月に完成していました。今回は、調査訪問を行いネパール政府への贈呈式を行いました。2週間も続く国のお祭りと重なり学校は休みでしたが、子どもや先生・村人・マクワンプル郡教育長・同地駐屯軍司令官も出席して、質素ですが心のこもった贈呈式を行いました。校舎の壁は村人が労働奉仕で運んだ河原の石を積み、校舎は鉄筋コンクリートで2階建ての6教室です。扉と窓は青色、校舎は丸い石に合わせた茶色、石を囲むコンクリート部分をつなぐペンキの白い模様が目立つ大変きれいで頑丈な校舎です。教室が無く校庭に座って勉強していた子どもたちとって夢にまで見た校舎です。村長は「村の誇りです。子どもたちに勉強させます。親も協力します。子どもを学校に通わせます。」約束してくれました。



▼新規学校調査
これまでも教育支援しているナラヤニ県に続き、新たにダヌサ県にも支援の調査に入りました。どちらの県もインドと国境を接しています。カースト制度は法律の上では無くなりましたが、地域の人々の生活には今も根付いています。
ダヌサ県はナラヤニ県の隣の県です。SAJが学校建設支援しているナラヤニ県ヘタウダ市から、調査に入ったダヌサ県ジャナクプル市までは、車で4時間30分ほどかかります。ヘタウダ市近郊にSAJが学校建設支援をしている事を聞いた、ジャナクプル市の小学校校長先生がスクール・エイド・ネパール(SAN)に調査の要請をしてきました。
今回は、ナラヤニ県ヘタウダ市近郊4小学校、ダヌサ県ジャナクプル市近郊9小学校、合計13校を調査してきました。どの学校も校舎はわら屋根や古トタン古瓦で、屋根はたわんでいて壁はなく、その上教室は狭く、多くの子どもが校庭の土の上に座って授業を受けていました。またある学校は教室が1つもなく、民家の軒下や土の上に座って勉強していました。
学校調査の後、村人と1時間ほど話し合いをしてきました。「SAJは村人と一緒につくる学校を目指している。村人の協力が無ければ学校を建てないこと」を伝え、「例えば、校庭に座って授業を受けている子どもたちに、村人の方々が協力でできる、わら屋根の教室を建てることを検討して欲しい?」など、村人の方々の協力体制について話し合いをしてきました。村人から「次はいつ来てくれるか。村人皆で、すぐにわら屋根の教室をつくるから見に来てくれ。私たちも反省している。2年でも3年でも待つから学校を建てて欲しい。」と頼まれました。
ネパールでの調査結果を踏まえ、SAJ定例会に提案した結果、ネパールの学校建設数が来年度から増えることに決まりました。








▲ページトップへ戻る

Copyright (C) School Aid Japan All Rights Reserved