スクール・エイド・ジャパン(SAJ) NPO法人SAJの過去の実績です


2006年10月22日〜11月11日までの20日間、カンボジアへ調査に行った際のスタッフレポートを紹介します。


▼カンボジア学校調査
今回の調査では、10州61校を訪問・調査しました。その内訳は、新規支援の候補となる学校の調査として34件、支援予定校の再調査14件、完成した校舎の検査10件、学校贈呈式3件です。
その地域から本当に必要とされている学校のみを建設するため、学校建設支援までに近隣の子どもの数(学級数)の把握や、授業をする先生がいるのかなどを、村長や校長と協力して厳密に調査しています。

▼必要な学校にはさらなる支援を
2003年に学校建設支援をさせていただいたクランサモー小学校では、現在でも中学校から3教室を借りて勉強をしていました。次年度からは、中学校入学者が増加していることで中学校を借りることが出来なくなったこと、また雨漏りのする老朽化した校舎2教室での授業が危険であることより2校舎目となる校舎の建設をしました。先生も、子どもたちも大喜びで、感謝の気持ちを込めて贈呈式では民謡を歌ってくれました。

▼新たにカンボジア・バンティアイミアンチェイ州へ
今回の調査では、新しくバンティアイミアンチェイ州へ調査に入りました。カンボジアの北西に位置し、首都プノンペンからは車で約8時間です。到着後、ソー・チョムロン副知事から教育に対する現状について話をききました。
「バンティアイミアンチェイ州は、ポルポトの生まれた地域ということもあり、内戦が最後まであり復興が他の州よりも遅れています。また州の取り組みとして6才になったら入学をするように呼びかけ、学校に通っていない子がいる家には郡長と村長が訪ねて家族と相談しています。そして、州内全ての子どもに教育を受けさせたいと考えています。」と話をされました。
▼州内の学校を3日かけて案内
バンティアイミアンチェイ州の学校調査では、チャイ・チャナーン教育長代理自ら3日間かけて、州内の学校を案内してくれました。調査の結果、中学校入学者が増えている一方、ボットロン中学校など校舎がないため、小学校の校舎を借りていることや小学校では通常30〜40人で使う教室に70人もの子どもたちが一緒に勉強していることがわかりました。また、現在の校舎は1980年に建設され老朽化した木造校舎が多いことを確認しました。
▼お米支援
SAJでは2006年5月から、ふれあいサポートプランで支援している子どもの家庭に、WFPと共同で毎月15kgのお米支援をしています。10月から新学期となり、現在は711人の子どもたちが支援を受けています。SAJが支援をしている小学校に、11月分のお米の配給をしました。ふれあいサポートプランの支援を受ける子どもたちは家庭が貧しく、支援がないと1日に1食も食べることが出来ない子どももいます。そのため、お米の配給がある日をとても楽しみにしていました。小さな体でお米の入った大きな袋を受けとり、嬉しそうに家に帰る子どもたちの笑顔が、とても印象に残りました。
※お米支援の内容についてはこちらをご覧ください。
→スタッフ報告・カンボジア調査2006年5月
▼日本からの支援品を
今回の調査では、日本から寄付としていただいた「文房具」と「衣類」をカンボジアの子どもたちに渡しました。
文房具については、クランサモー小学校やトックホーク小学校をはじめ、現地でボランティア活動を行っている僧侶チャン・ラスミーさんが運営するプノンペンにある児童館(テンンシフォンセンター)に寄付させていただきました。
また、衣類についてはトックホーク中学校に寄付させていただきました。カンボジアの小中学校の女子制服はスカートがほとんどです。半ズボンを見た女の子は、はじめ恥ずかしがってはきませんでしたが、1人の子がはいている姿を見て、最後は全員が半ズボンをはいていました。
今後も、不定期ですが建設した学校を訪問する機会や、贈呈式ではいただいた文房具を寄付させていただきたいと考えています。

▼学校建設支援 図書室のある小学校を日本政府に申請
ウォッコ小学校の支援では、図書の資格を持つ先生が在籍しているため、図書館を含む7教室の建設を計画し、学校建設費用を日本外務省に申請をしました。(日本NGO支援資金協力申請)
また、学校のプットン校長は、校舎の建設後に、州政府から絵本(書籍)800冊・書架4つ・机3つが寄付される制度に申請することを約束してくれました。
※写真は、SAJが建設し、州教育局から本の寄付を受けたオーサンダン小学校の図書室
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